注文住宅を建てたときには、不動産の登記事項証明書を何通か手に入れておきましょう。理由は、住宅ローン控除の適用を受けるための確定申告や、不動産取得税や固定資産税を軽減するための申請など、いくつかの手続きで必要書類に含まれていて、提出をもとめられることがあるためです。不動産の登記事項証明書にはいくつかの種類がありますが、注文住宅の購入後に行う手続きでは全部事項証明書というものを選べば問題はありません。全部事項証明書には、対象の不動産に関して請求日までに行われたすべての登記事項が記載されているからです。
注文住宅の土地と建物の全部事項証明書の請求方法は、4つあります。最も基本的な方法は最寄りの法務局の窓口に交付申請書を提出する方法で、証明書発行請求機が設置されていればそれを操作することでも手に入ります。一方で、すぐに法務局へ行けない地域に住んでいる場合は、書類を郵送する方法かオンラインサービスを利用する方法で入手します。どちらを選んでも証明書が送付されるまでには数日かかるので、書類が必要な時期に間に合うように請求手続きを行いましょう。
全部事項証明書の交付手数料は1通あたり600円で、法務局での請求や郵送による手続きの場合は欲しい通数だけ収入印紙を購入し、交付申請書に貼り付けて提出します。ただし、オンラインサービスを利用して請求すると、郵送で500円、登記所で受け取るようにすると480円に手数料が値下げされます。
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